エボラの感染経路とインフルエンザの流行時期のズレ

エボラの感染数は、西アフリカの多くの国々でゼロとなり終息宣言がされていますが、ギニアやシエラレオネでは依然とWHOにエボラの感染報告がされています。
エボラ出血熱は、インフルエンザと同様にウイルス性感染症であり、発症後の初期症状も高熱や頭痛、関節痛など良く似た症状が見られますが、感染経路が異なります。
エボラの感染経路は、感染した動物の死体への接触や感染した動物の生肉を食べる事により感染が発生し、感染者の血液や分泌物、体液、排泄物や嘔吐物などに接触する事でウイルスが体内に侵入し感染が拡大しますが、エボラ出血熱はインフルエンザの様に飛沫感染はしないとされています。
インフルエンザには、エボラ出血熱と同様に複数の病原ウイルスがあり、ウイルスによって流行時期や毒性、症状などが大きく異なります。
インフルエンザには、A型とB型、C型がありますが、主にA型とB型が人間に感染し、特にA型が大流行を引き起こします。
インフルエンザの流行時期は、A型が11月下旬より流行し、B型はA型のピークを過ぎた2月から春先に流行しますが、流行時期がずれている為に、A型に感染しB型にも感染する人もいます。
治療には、タミフルやリレンザ、アビガンなどが用いられていますが、アビガンはエボラ出血熱の治療に有効とされ注目されています。
インフルエンザは、体内に侵入したウイルスが感染細胞内で増殖し、感染細胞外に増殖したウイルスを放出する事で感染を拡大しますが、タミフルやリレンザはウイルス表面にあるノイラミニダーゼの働きを阻害して、ウイルスの増殖を抑制します。
アビガンは、ウイルス増殖時に行われるRNAの複製を阻害して、ウイルスの増殖自体を出来なくするRNAポリメラーゼ阻害薬です。